札幌の冬は、観光で訪れる人にとっても、移住した人にとっても
「同じ日本とは思えないレベルの別世界」 です。
- 路面がツルツル(ミラーバーン)
- 氷点下の風が刺さる
- 服装を間違うと地獄
- 道民だけが知っている冬の文化がある
でも、札幌で冬を安全に快適に過ごすための
“コツ” を知っていれば、誰でもすぐに慣れます。
この記事では、
札幌在住の私の実体験 を交えながら、
- 凍結路面の歩き方
- 道民が当たり前にしている冬の行動
- 冬に必要な装備
- 来札1日目からできる準備
これらを「初心者でもすぐできる」形でまとめました。
【凍結路面(ミラーバーン)で絶対に転ばない歩き方】
札幌の冬最大の敵、それが 凍結路面。
地元では「ブラックアイスバーン」「ミラーバーン」と呼ぶ。
● ① 歩くときは“すり足+小刻みステップ”
- つま先を浮かせない
- 足を前に蹴り出さない(これ転倒の原因)
- 1歩1歩ゆっくり
● ② 重心は真下に置く
→ 足の真上に体重を乗せていくイメージ
→ 斜めに体重をかけると一気に滑る
● ③ 手はポケットに入れない(超重要)
転んだ時に受け身が取れず骨折しやすい。
● ④ 横断歩道の白線は“超滑る”
白い部分は氷になりやすい
→ 黒いアスファルトを歩くのが正解
● ⑤ 屋根下の“水が落ちる場所”は100%滑る
屋根から滴った水が凍るため、地元民も避けるポイント。
【道民が当たり前に使う“滑らない靴”の選び方】
札幌の冬は靴で9割決まる。
● ① 靴底は“ギザギザ深め”が絶対条件
真っ平らな靴は即転倒。
● ② 靴底が柔らかいゴムだと滑りにくい
硬い底 → 氷の上ではスケート状態
柔らかい底 → 氷を噛む
● ③ 旅行者は「滑り止めスパイク」がおすすめ
セイコーマートやドンキで売ってる。
靴に装着するだけで滑りにくくなる。
【地元民が普通に使っている冬の装備】
札幌の冬文化は本州と全く違う。
● ① カイロは“背中と足裏”に貼るのが常識
体の中心を温めると圧倒的に暖かい
● ② 手袋は“防水タイプ”
雪を触ると濡れて冷え地獄になる
● ③ マフラーより“ネックウォーマー”派が多い
・首元の密閉性が高い
・子ども〜大人まで定番
● ④ ヒートテックは「極暖一択」
真冬の北海道では、普通のヒートテックは札幌では弱い。
● ⑤ 冬の外出は“リップクリーム+ハンドクリーム”がセット
・空気が乾燥しすぎて唇が割れる
・手もすぐ荒れる
【札幌の冬の“文化と習慣”】
これは他県にはない、道民特有の文化。
● ① バス停では“若干道路に出て待つ”
理由:雪山が邪魔でバスが寄れないため
● ② 信号待ちでは“日向”を選ぶ
北海道の冬は太陽が暖房並みにありがたい
● ③ 家の前の雪山に“投げてもOKな雪”と“ダメな雪”がある
- 道路の雪 → 基本OK
- 公共施設の雪 → 投げたら怒られる
● ④ 買い物帰りは“車の上の雪を払う”のがマナー
落雪事故防止のため
(本州ではあまりない文化)
● ⑤ 冬のコンビニは“ホット飲料が爆売れ”
セイコーマートは特に顕著。
【旅行者でも“今日からできる”札幌の冬の準備】
観光客・初心者向けの即効テク。
● ① スマホのバッテリーは倍速で減る
→ モバイルバッテリー必須
→ 氷点下で電池が死ぬ
● ② イヤホンは“コード式”の方が安全
・完全にではないが、冬はワイヤレスが反応しなくなることあり
・落とした時に無くしがち
● ③ 冬のコンビニで買える便利アイテム
- ネックウォーマー
- スパイク
- カイロ
- ハンドクリーム
- 手袋
全部揃う。
● ④ ホテルの“玄関でブーツを乾かす”のが正解
翌日の靴が冷たくて地獄にならない
● ⑤ 凍結路面は“夜より日中”が安全
夜〜朝方は殺人的に滑る
昼は少し溶ける
【札幌在住の私がやっている冬テク(あなたの体験を書く場所)】
札幌に住んでいて、毎年冬はこの方法で過ごしています。
・靴は柔らかいゴム底のブーツを使う
・凍結路面は絶対に足を前に出さず小刻み歩き
・カイロは背中+腰に必ず貼る
・手袋は防水タイプだけを使う
・帰宅したらすぐ靴を乾燥させる
本州出身の人からすると“独特な習慣”に見えるかもしれませんが、札幌の冬ではこれが普通です。
【まとめ】
札幌の冬を安全に快適に過ごすには、
・凍結路面はすり足&重心真下
・滑らない靴が最重要
・道民が使う冬装備を使う
・旅行者でも即準備できるアイテムがある
これらを知っておくだけで、札幌の冬は怖くありません。

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